石内都 絹の夢 Ishiuchi Miyako SILKEN DREAMS
会期:2012年10月7日(日)-2013年1月6日(日) *年末休館:12月25日-31日
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
助成:芸術文化振興基金、公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団、
財団法人自治総合センター
協賛:株式会社資生堂、株式会社ニコン、株式会社カシマ、近藤酒造株式会社
協力:桐生織塾、後藤織物、株式会社桐生タイムス社、碓氷製糸農業協同組合、
植物染織工房横山、株式会社エークロッシング
◎観覧料:一般950円(760円) 大学生650円(520円)
高校生以下または18歳未満・丸亀市内に在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金
*11月23日(金・祝)は開館記念日のため観覧無料
◎前売券販売場所
[丸亀]あーとらんどギャラリー(0877-24-0927)、オークラホテル丸亀(23-2222)、おみやげSHOPミュー(22-2400)、きままや(22-9361)
◎概要
石内都は1979年に木村伊兵衛写真賞を受賞、2005年には母親の遺品を撮影した「Mother’s」でヴェネツィア・ビエンナーレの日本代表となるなど、現在まで意欲的に撮り続けている写真家です。石内は「Mother’s」に続く、広島の被爆資料のワンピースなどを撮った「ひろしま」を制作する過程で多くの絹織物に接したことにより、絹への関心を呼び起こされました。さらに6歳までを過ごした群馬県桐生市が織物の産地であることから、2010年より絹を題材として銘仙や繭、織物工場、製糸工場などの撮影を始めます。明治・大正・昭和にかけて流行し、絹を着る喜びに満ち、生き生きとファッションを楽しむ当時の女性たちを垣間見せるような銘仙、そして日本を支えてきた生糸産業の現況を踏まえ、石内の目は様々な過去と現実を織り込みながら、なお美しく色あせずに現存する近代日本の夢の跡形として絹を捉えました。撮りおろし新作の「絹の夢」は、石内の個人史と近現代史が交差した新たな展開となります。日本初展示の「ひろしま」を含む新作46点と映像作品を展示します。