MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

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丸亀市猪熊弦一郎現代美術館での展示風景 写真:守屋友樹

金氏徹平のメルカトル・メンブレン Teppei Kaneuji's "ZONES"

会期:2016年7月17日(日)-11月6日(日) *会期中無休
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
*8月27日(土)は21:00まで開館(入館は20:30まで)

主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
助成:一般財団法人自治総合センター、独立行政法人日本芸術文化振興会、公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団
協賛:株式会社資生堂

◎観覧料:一般950円(760円) 大学生650円(520円) 高校生以下または18歳未満・丸亀市内に在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料
*同時開催の常設展及び特別展示の観覧料含む。
*( )内は前売及び20名以上の団体料金。「瀬戸内国際芸術祭2016」夏及び秋会期中、パスポートをお持ちの方も( )内の料金でご覧いただけます。
*8月20日(土)、21日(日)は1階ゲートプラザにて「まるがめ婆娑羅まつり」開催のため観覧無料(当日は展示室内に音が響く場合があります)。

◎前売券販売場所
[丸亀]あーとらんどギャラリー(0877-24-0927) オークラホテル丸亀(23-2222) おみやげSHOPミュー(22-2400) きままや(22-9361)

金氏徹平(1978年生まれ、京都府在住)は身のまわりの事物を素材に、部分を切り抜き、繋ぎ合わせることで、既存の文脈を読み替えるコラージュ的手法を用いて作品を制作しています。国内では7年ぶりの大規模な個展となる本展では、展示空間を活かした大型インスタレーションを含む新作を中心に構成するとともに、コラージュのメカニズムの延長として「他者」との接続から制作の方法論を探り、あたらしい彫刻のあり方をこころみます。毎月のイベントごとに変化を続ける展示、展覧会に付随する形式から逸脱したカタログ、金氏自身がデザインを手掛ける広報物、さらには小説家、デザイナー、音楽家、俳優、観客たちと役割を交換しながらつくり上げるプロセスを含んだ全体が、相互に影響を与え合いながら展覧会を運動させていきます。本展は、金氏徹平の個展の「個」の中に含まれている複数の「他者」との切断と集積をとおして、その創造活動の現在進行形とさらなる展望を見出します。

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館での展示風景 写真:守屋友樹

Photo: Maya Akashika

金氏徹平|Teppei Kaneuji

1978 京都府生まれ
2001 ロイヤル・カレッジ・オブ・アート交換留学
2003 京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了
2010- 京都市立芸術大学大学美術学部彫刻科講師

〈主な個展〉
2002 
「空白と漂白」児玉画廊、大阪
2007 
「金氏徹平展 splash&flake」広島市現代美術館[ミュージアムスタジオ]
2009 
「金氏徹平展:溶け出す都市、空白の森」横浜美術館
「変成態−リアルな現代の物質性」gallery αM、東京
2010 
「Ghost in the Museum」兵庫県立美術館
2011 
「Ghost in the City Lights」Eslite Gallery、台北
「POST-NOTHING」Roslyn Oxley9 Galley、シドニー
2013-14
「Towering Something」Ullens Center for Contemporary Art、北京/chi K11 art space、上海
2014 
「四角い液体、メタリックなメモリー」京都芸術センター
「Endless, Nameless (Constructions)」、STPI、シンガポール
「フライド幽霊とボイルド空想」シュウゴアーツ、東京
2015 
「SWEET PICKLED PHANTOM」ONE AND J. GALLERY、ソウル
「DEEP FRIED GHOST」JANE LOMBARD GALLERY、ニューヨーク

〈その他の主な活動〉
2011 
あうるスポットプロデュース「家電のように解り合えない」のための舞台美術、あうるすぽっと、東京
2013 
Theater Company ARICA「しあわせな日々」のための舞台美術、あいちトリエンナーレ2013、愛知県芸術劇場
2015 
KAATキッズ・プログラム2015 おいしいおかしいおしばい「わかったさんのクッキー」のための舞台美術、神奈川芸術劇場
青柳いづみ+金氏徹平+山田晋平 プロジェクションマッピング「holes and buildings」、豊田市美術館

企画展情報

関連プログラム

スカルプチャーのオバケ
(積み木、雪だるま、バリケード)

2016年11月6日(日) 15:00-
「金氏徹平のメルカトル・メンブレン」のクロージングイベントとして、金氏徹平とcontact Gonzoが展示室でパフォーマンスを行います。

タイチのためのスカルプチャー
2016年10月8日(土) 15:00
展示室内でオオルタイチによるライブパフォーマンスを行います。

holes and buildings(MARUGAME)
2016年8月27日(土) 19:30-21:00
金氏徹平、舞台映像デザイナーの山田晋平、女優の青柳いづみによるプロジェクションマッピング を1階ゲートプラザにて開催します。

キュレーターズ・トーク
日時:会期中の毎日曜日/14:00−
本展担当キュレーターが展覧会の見どころをお話しします。

超訳!金氏徹平アワー
2016年7月18日(月・祝) 14:00-
金氏徹平、長嶋有、福永信が「方法」をキーワードに鼎談を行います。

オバケのスカルプチャー
2016年7月17日(日) 14:00-
「金氏徹平のメルカトルメンブレン」のオープニングイベントとしてパフォーマンス「オバケのスカルプチャー」を開催します。

丸亀の街のZONESのholes
2016年7月17日(日)-11月6日(日)
丸亀のまちなかに金氏徹平の作品を展示します。

ワークショップ情報

オバケの迷彩
2016年①9月24日(土) ②9月25日(日) 各日10:00-12:00
*お申し込み受付終了しました。
ふしぎな形の穴がたくさんあいている大きな木の枠の上から、ハケや綿、スポンジを使って下にしいた紙に絵を描いたり、色をぬったりしてみよう。枠を外すとどんな模様ができるかな?
※木の枠は展覧会に展示してある金氏さんの作品を、絵を描くための道具として使います。ワークショップで使った後、その作品(木の枠)はみんなの手が加わった状態で再び展示されます。
※詳細ページにレポートを掲載しています。