猪熊弦一郎展 異質なもの同士のバランス Genichiro Inokuma: The balance of different shapes
会期:2011年5月29日(日)-8月21日(日) *会期中無休
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
◎観覧料:一般 300円(240円) 大学生 200円(160円)
高校生以下または18歳未満・丸亀市内に在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金(企画展料金は別途)
◎概要
「きちんとしたものと、そうでないものとが不安なく、一つの画面の中で安定しているでしょう。この宇宙にはお互いに知らない異質なもの同士が浮いて、それで均整がとれている。」[1982年4月23日付、The Hawaii Hochi]
猪熊弦一郎(1902-1993)、79歳のときの言葉です。このころ猪熊は、明るい色彩と様々な形を用いた抽象画を描いていました。ここで言う「きちんとしたもの」とは、丸・三角・四角などの幾何学的な図形を、「そうでないもの」とは不規則な形を指します。これら性質の異なる2つの要素が、作品の中で対立することなく、調和するように描かれているのです。
今回の常設展では、「きちんとした」形と「そうでない」形が互いに影響しあって作り出される、多様なバランスをお楽しみください。
[展示室A]
- 《自画像》1924年、油彩・カンヴァス、41.1×41.5 (cm)
- 《五月》1985年、アクリル・カンヴァス、122×152
- 《創生期の花達》1983年、アクリル・カンヴァス、91.2×126
- 《黒の中に住む褐色の世界》1981年、アクリル・カンヴァス、111.5×96
- 《ユーラシヤの愛人達》1981年、アクリル・カンヴァス、111.5×96
- 《宇宙は機械の運動場 No.2》1981年、アクリル・カンヴァス、200×250
- 《窓》1984年、アクリル・カンヴァス、194×130.3
- 《角の星座 No.1》1984年、アクリル・カンヴァス、136.5×122.5
- 《家を作る》1987年、アクリル・カンヴァス、122×101.8
- 《もう一つの地球》1983年、アクリル・カンヴァス、126×91
- 《窓と星座》1985年、アクリル・カンヴァス、194×258.8
- 《宇宙に帰る人》1983年、アクリル・カンヴァス、111.3×96
- 《金環食》1987年、アクリル・カンヴァス、152×120.9