杉本博司 アートの起源|科学 Hiroshi Sugimoto ORIGINS OF ART|Science
会期:2010年11月21日(日)-2011年2月20日(日)
*2010年12月25-31日は年末休館
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、財団法人ミモカ美術振興財団
協力:財団法人小田原文化財団、ギャラリー小柳
◎観覧料:一般 950円(760円)、大学生 650円(520円)
高校生以下または18歳未満、丸亀市内に在住の65歳以上・
各種障害者手帳をお持ちの方は無料
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金(常設展料金含む)
◎年間パスポート:2,500円
*2010年11月21日−2011年11月6日までの会期中、
お一人につき何回でも使用できます。
◎前売チケット販売:
チケットぴあ(サークルK・サンクス)0570-02-9999
pia.jp/t (Pコード:科学764-159、年間パスポート764-163)
[丸亀]あーとらんどギャラリー 0877-24-0927、オークラホテル丸亀 23-2222、
おみやげSHOPミュー 22-2400、きままや 22-9361
◎11月23日(火・祝)は開館記念日のため観覧無料
◎概要
杉本博司(1948-)は、ニューヨークを拠点に活動する現代美術家です。写真というメディアを追究し、独自のコンセプトと最高の技術によって生み出した美しくも力強い表現は、世界中の人々を魅了し続けてきました。この奥深い杉本芸術の全貌を探るため、一人の作家を一年間にわたり内容の異なる4つの展覧会で紹介するという、これまでにない大胆なプロジェクト「杉本博司 アートの起源」を開催いたします。
“今、読めない先を見るためには、振り返らなければならない時がきたのだ。”この時代にアートがなすべきはその起源を辿ること、それはとりもなおさず人間の意識の起源を辿ることだと杉本は考えます。なかでも「科学」「建築」「歴史」「宗教」の4つを意識の最も根源的なものとしてテーマに掲げました。
第1回目の本展は「科学」的精神に迫ります。人間は自然を畏れつつも近づき、解き明かそうとしてきました。杉本も、ファラデーやタルボット、ニュートンら先人の影響を受け、自ら入念な観測や実験を行い制作しています。そこにあらわされたイメージは、事象の根源に迫るとともに、原始的なダイナミズムをたたえています。人間の科学的好奇心そのものが凝縮されているとも言えるこれらの作品によって、見る人は身体の奥底に眠る自然への畏怖を呼び覚まされることとなるでしょう。