建築について Introduction to the Museum
◎施設紹介
正面には、猪熊弦一郎の巨大な壁画《創造の広場》やオブジェの設置されたゲートプラザがあり、その伸びやかなファサードは、駅前広場と内部空間をゆるやかに結びつけています。設計は、数々の美術館建築を手がけ、現在、世界で最も美しい美術館をつくる建築家と評される谷口吉生。猪熊弦一郎との対話によって、アーティストと建築家の理念が細部に至るまで具現された建築となっています。
自然光をふんだんに取り込んだ、軽やかで開放的な空間が広がる館内は、1階から3階までの3層構造となっており、1階にはオリジナルグッズやカタログを販売するミュージアムショップ、2階には対照的なプロポーションをもつ2つの展示室があり、さらに3階には天井高約7mの豊かなスケール感をもつ展示室を配しています。
また当館は、作品鑑賞だけでなく芸術へのさまざまなアプローチを可能にする施設です。2階のアートセンターは、美術に関連する書籍・雑誌が閲覧できる美術図書室、講演会やコンサートの会場となるミュージアムホール、そしてワークショップ等を行う造形スタジオを備えており、3階最奥部にあるカスケードプラザとカフェレストMIMOCAもまた皆様に心地よいひとときをご提供します。
◎概要 | |
敷地面積 | 5,974.53㎡ |
規模構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート構造/地下1階、地上3階 |
建築面積 | 3,564.80㎡ |
延床面積 | 11,948.14㎡ |
設計 | 谷口建築設計研究所 所長 谷口吉生 |
施工 | (株)鹿島建設 |
◎沿革 | |
着工 | 1989年11月21日 |
竣工 | 1991年6月20日 |
開館 | 1991年11月23日 |
◎受賞歴 | |
1992年 | 第26回SDA賞 |
1993年 | 第34回建築業協会賞 |
1994年 | 第7回村野藤吾賞 |
1996年 | 第5回公共建築賞・特別賞 |
◎建築交流ネットワーク協定
国際的建築家 谷口吉生氏の設計による建築を施設の大きな特色の一つとしている国内の文化施設が、相互に連携・協力のもと魅力発信を図り、文化の振興に寄与することを目的として締結される協定です。
(平成26年11月14日締結)
資生堂アートハウス
土門挙記念館
長野県信濃美術館 東山魁夷館
豊田市美術館
東京国立博物館 法隆寺宝物館
香川県立東山魁夷せとうち美術館
京都国立博物館 平成知新館
鈴木大拙館