MIMOCA NEWS 005
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ここにあるガラスでできた6個の容器は、1938年から40年までのパリ滞在中に使用していたものです。文子夫人はパリに住む日本人画家たちを相手に得意の料理に腕を振るっていたようです。猪熊は当時を振り返り、現在の白いパリとは違い暖炉の煙突から立ち上る炭で真っ黒にいぶされた岩壁のような街並みだったと語っています。おそらくは猪熊夫妻はこれらの愛用品を取り出しては、当時の日々を懐かしみ、思い出を語りあったことでしょう。
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