猪熊弦一郎展 ニューヨーク時代 1955-63年の作品から Genichiro Inokuma: In New York, 1955-1963
会期:2010年11月21日(日)-2011年2月20日(日)
*2010年12月25-31日は年末休館
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、財団法人ミモカ美術振興財団
◎観覧料:一般 300円(240円) 大学生 200円(160円)
高校生以下または18歳未満・丸亀市内に在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金(企画展料金は別途)
◎概要
今期の常設展では、猪熊がニューヨークで制作した20年間(1955-75年)のうち、前半の1955-63年の間の作品をご紹介します。
猪熊は50歳を過ぎてから、さらなる勉強のためにパリへ向かいます。しかし途中で立ち寄ったニューヨークに惹かれてパリ行きを取りやめ、同地にて20年に渡り制作を続けました。活気あふれる新天地は猪熊にとって刺激となり、その作風は具象から抽象へと大きく変化します。具体的なものの形は次第に描かれなくなり、やがて幾何学的な形や色のかたまりが動きのある筆致で表されるようになります。さらに絵の具のしたたりやかすれなど偶然現れる効果も取り入れられた作品の構成は、緊張感がありながらも伸びやかで、猪熊の心に浮かんでくるイメージがそのまま表現されたかのようにも見えます。
[展示室A]
- 《自画像》1924年、油彩・カンヴァス、38.3×38 (cm)
- 《Suihei no Michi》1956年、油彩・カンヴァス、112×152
- 《Calm》1956年、油彩・カンヴァス、157×91.5
- 《極地設定(1)》1958年、油彩・カンヴァス、176.5×205.3
- 《星座》1958年、油彩・カンヴァス、200.5×180
- 《Red Composition》1961年、油彩・カンヴァス、127×127
- 《古い金へのあこがれ》1961年、油彩・カンヴァス、216.1×168
- 《Twist》1962年、油彩・カンヴァス、157.2×91.5
- 《四角と丸》1963年、油彩・カンヴァス、203.4×127
- 《Greeting of Neighborhood》1962年、油彩・カンヴァス、152.5×127.2
- 《音のあそび》1961年、油彩・カンヴァス、152.5×152.5