猪熊弦一郎展 未知へ向かう悦び Genichiro Inokuma: Joy towards the Unknown
会期:2015年2月1日(日)-5月31日(日) *会期中無休
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
◎観覧料:一般 300円(240円) 大学生 200円(160円)
高校生以下または18歳未満・丸亀市内に在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金(企画展料金は別途)
猪熊弦一郎(1902-1993)は香川県で生まれ少年時代を過ごし、その後は、東京、パリ、ニューヨークと移り住み、さらに晩年は東京とハワイを行き来して作品を制作しました。このように生活拠点を移るごとに猪熊の心は新しい物事に惹き付けられ、それにともなって作品の描かれ方や選ばれるモチーフも、本当に一人の画家によるものだろうかと驚くほど、一定の型にとどまらずどんどん変化し続けました。生涯をとおして画風が多彩に変化していった点は、猪熊弦一郎の70余年に及ぶ画業における大きな特徴のひとつです。
「絵描きには定年がない。死ぬまで未知のものに向かって走り続ける。それが画家の宿命というものだ。*1」という言葉の通り、常に新しい環境に自身をおくことや、自分にしか描けない未知の美しさや新しさを追い求めて果敢に挑戦し、生涯うまずたゆまず描き続けた猪熊の姿勢は、作品を見る私たちにも勇気を与えてくれます。
*1『私の履歴書』丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、財団法人ミモカ美術振興財団 2003.4 9p
[展示室A]
- 《自画像》1921年、油彩・カンヴァス、53.5×45.5 (cm)
- 《眠れる女》1927年、油彩・カンヴァス、116.8×90.9
- 《雪の四谷見付》1933年、油彩・カンヴァス、50.0×72.7
- 《パレットを持つ女》1931年、油彩・カンヴァス、90.8×65.3
- 《コスチューム立像》1936年、油彩・カンヴァス、72.5×52.7
- 《題名不明》1940年頃、油彩・カンヴァス、80.7×60.0
- 《題名不明》1939年頃、油彩・カンヴァス、45.1×37.6
- 《マドモアゼルM》1940年、油彩・カンヴァス、81.2×65.4
- 《サクランボ》1939年、油彩・カンヴァス、80.4×65.4
- 《題名不明》1938年頃、油彩・カンヴァス、64.5×80.0
- 《顔》1938年、油彩・カンヴァス、41.0×33.0
- 《緑の顔》1938年、油彩・カンヴァス、40.1×31.6
- 《立てる群像》1951年、油彩・カンヴァス、131.5×162.4
- 《からす》1953年、油彩・カンヴァス、130.0×194.0
- 《Haniwa 1》1956年、油彩・カンヴァス、106.4×175.5
- 《極光》1959年、油彩・カンヴァス、176.5×176.7
- 《引力の外》1962年、油彩・カンヴァス、152.5×127.0
- 《Confusion and Order "A"》1964年、油彩・カンヴァス、203.1×177.8
- 《Water Shores A》1970年、アクリル・カンヴァス、203.3×178.0
- 《Landscape E》1975年、アクリル・カンヴァス、194.0×130.3
- 《角と丸 BX》1977年、アクリル・カンヴァス、190.0×175.0
- 《無重力地帯の中に住む生物》1983年、アクリル・カンヴァス、234.5×122.0
- 《宇宙は機械の運動場 No.1》1981年、アクリル・カンヴァス、200.0×140.0
- 《Faces 80》1989年、アクリル・カンヴァス、194.0×194.0
- 《鳥とヴイナス》1990年、アクリル・カンヴァス、194.0×130.3
- 《カガシの夢》1993年、アクリル・カンヴァス、121.0×101.5