猪熊弦一郎展 初期の風景画 Genichiro Inokuma: Early Landscape paintings
会期:2015年10月3日(土)-12月13日(日) *会期中無休
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
◎観覧料:一般 300円(240円) 大学生 200円(160円)
高校生以下または18歳未満・丸亀市内に在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金(企画展料金は別途)
本展では、猪熊弦一郎(1902-1993)が学生時代からパリ遊学中にかけて描いた風景画をご紹介します。
猪熊は東京美術学校において油絵の基礎を学んだのち、東京を拠点として制作に励み、1938年から1940年にかけてパリに遊学しました。このころは主に人物を描いていましたが、数は多くないものの風景画も残しています。旅先で触れた自然の様子に加え、街や建物など人々の生活の場が描かれた作品も多く、猪熊が日常の風景にもよさを見出し、題材として選びとったことがうかがえます。
のちに猪熊はニューヨークに渡り、都市の風景を抽象的に描くようになりました。初期に描いた街の風景画は、モチーフにおいて後年の画業と連なり、猪熊らしい表現の一端をかいまみることができます。
[展示室A]
- 《自画像》1924年、油彩・カンヴァス、41.1×41.5(cm)
- 《雪の道》1923年、油彩・板、45.5×45.6
- 《風景第三作》1925年頃、油彩・カンヴァス、52.8×65.0
- 《駒場時代(林)》年代不明、油彩・カンヴァス、49.9×60.5
- 《残暑》1925年、油彩・カンヴァス、80.1×100.4
- 《題名不明》1925年、油彩・カンヴァス、37.9×45.5
- 《天主堂(長崎)》1931年、油彩・カンヴァス、53.0×45.5
- 《雪の四谷見付》1933年、油彩・カンヴァス、50.0×72.7
- 《小豆島オリーブ園》1934年、油彩・カンヴァス、50.3×61.0
- 《犬吠風景》1935年頃、油彩・カンヴァス、38.0×45.5
- 《妙義山 宿にて》1935年頃、油彩・カンヴァス、45.4×52.9
- 《題名不明》1938年頃、油彩・カンヴァス、64.5×80.0
- 《ヴェニス》1939年頃、油彩・カンヴァス、59.0×91.0
- 《ホテルクロマニヨン》1939年、油彩・カンヴァス、50.0×61.0
- 《レゼジーの駅》1939年、油彩・カンヴァス、48.6×59.8
- 《レゼジーの農家》1939年、油彩・カンヴァス、45.7×54.8
- 《題名不明》1939年頃、油彩・カンヴァス、38.0×54.6
- 《モンマルトル裏街》1939年、油彩・カンヴァス、64.1×81.1
- 《シミチエ モンパルナス》1939年、油彩・カンヴァス、54.1×72.1
- 《屋根の上 Paris》1940年、油彩・カンヴァス、60.0×72.5