1955年から1975年までのニューヨーク滞在中に猪熊弦一郎が手がけた、企業の包装紙やテキスタイルなどのデザイン、店舗装飾など、画家としての感性を生かした仕事をご紹介します。あわせて猪熊がデザインした三越の包装紙「華ひらく」をモチーフに、今年の春、写真家ホンマタカシが撮影した新作
《三越包装紙》も特別展示します。
また、猪熊は汚れや落書きのあるニューヨークの壁に優れたセンスを感じ、何枚も撮った写真を機会があるごとに友人たちに見せていました。1960年前後に制作された作品は、ニューヨークの壁が影響したかのような、ざらっと荒れた画面、しぶきや落書きのようにも見える筆さばきが特徴的です。どうぞご覧ください。
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