猪熊弦一郎展 バランス Genichiro Inokuma: Balance
会期:11月19日(土)-2017年2月12日(日) *年末休館:12月25日(日)-31日(土)
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
◎観覧料:一般 300円(240円) 大学生 200円(160円)
高校生以下または18歳未満・丸亀市内に在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金(企画展料金は別途)
*11月23日(水/祝)は開館記念日のため観覧無料
◎概要
「私は、美とはひっきょうバランスだと思う。(中略)いい絵は、どんなに乱暴な描き方にみえてもちゃんとした秩序がある。色、形、重さ、軽さ。そういういろいろなものの調和がとれている。具象にしても抽象にしても、絶対にそういうものがなければいけないと思う。」*
猪熊弦一郎が77歳の時に記した文章です。猪熊は73歳になる年の1975年から1993年に亡くなるまで、1年の1/3程度、冬のあいだを暖かいハワイで、残る2/3は東京で制作していました。本展では、この約20年間の作品のなかから、広い空間のなかに形を少なめに配置した作品と、画面いっぱいにたくさんの形を描き込んだ作品を選び、それぞれにおけるバランスをご紹介します。
*日本経済新聞「私の履歴書」(1979年1月1日〜1月31日連載)
[展示室A]
1.《自画像》1921年、油彩・カンヴァス、53.5×45.5(cm)
2.《三つの書体》1979年、アクリル・カンヴァス、110.3×95.5(マット内寸)
3.《右側に指あり》1981年、アクリル・カンヴァス、111.7×96.3
4.《遊園地に立つ》1982年、アクリル・紙、61.0×44.4(マット内寸)
5.《広場の中の発声》1982年、アクリル・紙、57.8×43.9(マット内寸)
6.《Hands 6》1982年、アクリル・紙、44.5×36.0(マット内寸)
7.《子供と発見》1984年、アクリル・カンヴァス、121.5×101.0
8.《限界帯》1984年、アクリル・カンヴァス 、111.2×96.0
9.《色の対話》1984年、アクリル・紙、58.4×43.9(マット内寸)
10.《五月》1985年、アクリル・カンヴァス、122.0×152.0
11.《花とプロペラ》1985年、アクリル・紙、44.0×59.5(マット内寸)
12.《水平垂直》1986年、アクリル・紙、44.5×58.5(マット内寸)
13.《二つのふうせん》1986年、アクリル・紙、44.4×58.3(マット内寸)
14.《愉快なクツと生物》1987年、アクリル・紙、76.5×56.5
15.《カツカツ歩く》1990年、アクリル・カンヴァス、126.5×95.0
16.《黒い裸子と馬》1991年、アクリル・カンヴァス、111.5×96.0
17.《広い宇宙空間に顔が存在する》1992年、アクリル・カンヴァス、121.5×100.8
[展示室B]
18.《ハイウェイパトロール》1983年、アクリル・カンヴァス、151.0×121.5
19.《窓と星座》1985年、アクリル・カンヴァス、194.0×258.8
20.《銀河旅行》1986年、アクリル・カンヴァス、194.0×130.5
21.《黄色の星座都市》1986年、アクリル・カンヴァス、122.0×101.0
22.《形のパレード》1986年、アクリル・カンヴァス、111.8×96.0
23.《原始鳥と機械》1987年、アクリル・カンヴァス、193.5×259.0
24.《爬虫類とテレビ》1987年、アクリル・カンヴァス、136.0×121.0
25.《宇宙都市計画》1987年、アクリル・カンヴァス、135.8×121.0
26.《都市重力》1987年、アクリル・カンヴァス、127.0×96.3
27.《顔、犬、鳥》1991年アクリル・カンヴァス、194.0×259.0
28.《裸子3 顔24 馬8》1992年、アクリル・カンヴァス、152.0×122.0
29.《鳥達の遊び》1993年、アクリル・カンヴァス、151.9×122.0