「石内都 絹の夢」関連プログラム 対談:石内都×光田由里(美術評論家) Talk Event: Ishiucni Miyako and Yuri Mitsuda
◎概要
企画展「石内都 絹の夢」のクロージングイベントとして、同展最終日に出品作家 石内都と、写真表現や近現代美術を中心とした評論活動及び展覧会企画で高い評価を受けている美術評論家 光田由里氏による対談を行います。
日時:2013年1月6日(日) 14:00-
場所:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 2階 ミュージアムホール
定員:先着170名
主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
料金:無料
◎講師略歴
石内都(いしうち みやこ)
群馬県桐生市生まれ。6歳で横須賀に転居。多摩美術大学デザイン科織コース中退。「絶唱、横須賀ストーリー」、「APARTMENT」、「連夜の街」で街や建物を被写体に記憶や時間をとらえ、続いて自分と同じ年に生まれた女性の手足を撮った「1・9・4・7」、身体に残る傷跡の「SCARS」、「INNOCENCE」などを発表する。’05年、第51回ヴェネチア・ビエンナーレ代表となり母親の遺品を撮影した作品で展覧会「マザーズ 2000-2005 未来の刻印」を開催。’07年から広島平和記念資料館に収蔵された被爆者の遺品の撮影を始め、日本各地およびカナダで個展「ひろしま」を重ねる。「絹の夢」は「ひろしま」で多くの絹の遺品に接した石内が、生まれた土地の歴史として絹をテーマに’10年より撮り始めた新作。
‘79年第4回木村伊兵衛写真賞、’99年第15回東川賞国内作家賞、第11回写真の会賞、’06年日本写真協会賞作家賞、’09年第50回毎日芸術賞、’11年第60回神奈川文化賞受賞。東京国立近代美術館、東京都写真美術館、横浜美術館、ニューヨーク近代美術館、ポール・ゲッティ美術館、メトロポリタン美術館、ヨーロッパ写真館など多くの美術館で作品が所蔵されている。
光田由里(みつだ ゆり)
美術評論家
兵庫県西宮市生まれ 京都大学文学部卒業
現在、渋谷区立松濤美術館学芸員を務める。
専門は近現代美術史および写真史。
著書に
『Words and Things: Jiro Takamatsu and Japanese Art 1961-72』Daiwa Press、2012年
『高松次郎 言葉ともの―日本の現代美術1961-72』水声社、2011年
『写真、芸術との界面に 写真史 一九一〇年代―七〇年代』青弓社、2006年(日本写真協会学芸賞)
『『美術批評』誌とその時代』Fuji Xerox Art Bulletin、2006年
『野島康三写真集』赤々舎、2009年 ほか
主な展覧会カタログに
『古道具、その行き先』2012年
『岡本信治郎 空襲25時』2011年
『野島康三 作品と資料』2009年(美術館連絡協議会優秀カタログ賞)
『中西夏之新作展 絵画の鎖・光の森』2008年
『大辻清司の写真 出会いとコラボレーション』フィルム・アート社、2006年
『安井仲治写真集』共同通信社、2004年(倫雅賞)ほか多数