パフォーマンス・プロジェクト
PLAY vol.1 塚原悠也
上演作品
「最新都市民族身体操作法」
「身体の各パーツに宿る神がそれぞれ骨折をする」
「無意識に毎日事故を回避している男の話」
「オナラは断じて映像ではない(!!!)」
「こどもはかわいい」
PLAY vol.1 Yuya Tsukahara
日時:2015年3月21日(土) 14:30開場/15:00開演
場所:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 2階造形スタジオ
構成・出演:塚原悠也
出演:阿児つばさ、臼井沙代子
音響・映像:松見拓也
料金:無料
定員:100名(全席自由、申込み不要)
主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
機材協力:Saito & Co.
パフォーミングアーツプロジェクト<PLAY>
生きている人間の身体とその行為は、美術館に並ぶ作品とは違った気付きをもたらしてくれます。たとえば自分の身体を、自分はどれだけ知っているでしょうか。隣の人の身体やその感覚を、想像することはできるでしょうか。時に意思や感情だけではコントロールできない不思議な身体。ミモカが新しく始めるシリーズ<PLAY>は、パフォーミングアーツ[パフォーマンス、ダンス、演劇等を含む身体表現]を継続して紹介していきます。
第1回目として、大阪在住の塚原悠也(b.1979)を迎え、関西からの共同作業者と共に、1週間丸亀に滞在しながらクリエイションを行います。塚原は2006年からパフォーマンス集団contact Gonzoを主催。その活動として、2011年から伊丹アイホールの「take a chance」プロジェクトで3年連続新作を発表。2014年のトヨタコレオグラフィーアワードで「訓練されていない素人のための振付けのコンセプト001/重さと動きについての習作」、また同年の京都エクスペリメントでは広大な西京極スタジアムを会場に「xapaxnannan:私たちの未来のスポーツ」を、バンドのにせんねんもんだいと共に上演しました
塚原にとって初めてのソロプロジェクトとなる当館のパフォーマンスにおいても、その考え抜かれたコンセプトと、表現における巧みなアマチュアリズム、そしてサービス精神を兼ね備えたパフォーマンスが期待できます。これまで、美術館と劇場という垣根を越える活動を行ってきた塚原だからこそ、パフォーマンスに新たな視点を提示してくれるでしょう。
塚原悠也(つかはら・ゆうや)
1979年 京都府生まれ
2004年 関西学院大学文学研究科美学専攻修了
現在、大阪市在住
2006年にダンサーの垣尾優と共に「contact Gonzo」を大阪にて結成。公園や街中で、「痛みの哲学、接触の技法」を謳う、即興的な身体の接触を開始。Contact Gonzoとして、ニューヨーク近代美術館(MoMA)や、ヨーロッパ各国でのダンスフェスティバルなどに多数参加。国内では森美術館や国立国際美術館、山口情報芸術センター(YCAM)での現代美術展にも参加し、映像、写真、日記などを組み合わせたインスタレーション作品を発表。ソロ活動としては、2014年にNPO法人DANCE BOXの 「アジア・コンテンポラリー・ダンスフェスティバル」でプログラム・ディレクターを務め、東京都現代美術館の「新たな系譜学をもとめて 跳躍/痕跡/身体」展ではパフォーマンスプログラムの企画を行った。2011年より、セゾン文化財団ジュニア・フェロー助成対象アーティストとして採択。
contact Gonzo
http://contactgonzo.blogspot.jp