日時:2017年9月3日(日) 14:00-
場所:2階造形スタジオ
入場料:無料
申込不要
ー僕は、死んだら土の中に埋めてもらいます。そんで、虫とかミミズとかに食べられたりなんかして、そいで植物の根っことかにすわれてもらったりもして、エサになりたいです。(p.174)
現在、演出家・美術家として活動する飴屋法水は、1995年から2003年まで珍獣を扱うショップ「動物堂」を運営しました。自身の経験から、珍獣と暮らす心構えを説いた『キミは動物(ケダモノ)と暮らせるか』には、飼いやすい珍獣の紹介や注意点だけでなく、人間の幻想と奇妙な生態までが描き出されています。生き物として人間はどう生きて、死んでいくのか。動物と暮らした飴屋法水と話します。
「本の後半、自分は絶対に火葬を拒否する、とあって心を打たれました。それはなぜか。深い理由を読むうちに、それは自分が人間として生きていることを受け入れる、ギリギリの境界線なんだと思いました。」(志賀理江子)
『キミは動物(ケダモノ)と暮らせるか?』
飴屋法水
筑摩書房、1997年
*2007年に『キミは珍獣(ケダモノ)と暮らせるか』に名称を変更して文藝春秋から出版
飴屋法水(あめや・のりみず)
演出家、美術家、動物商、一児の父。1978年に唐十郎の状況劇場に参加、84年に演出家として独立し「東京グランギニョル」を結成、都市と身体を生々しく批評する演劇で注目を集める。1990年代以降は現代アートにも活動の軸を拡げ、以後、舞台の演出、展覧会への参加、音楽家とのライブ共演、動物の飼育と販売、執筆など、活動は多岐に渡る。2014年いわき総合高校で学生たちと上演した『ブルーシート』が「第58回岸田國士戯曲賞」受賞。
関連プログラム
◎キュレーターズ・トーク
会期中の毎日曜日 14:00-
(関連イベント開催時は中止いたします。)
本展担当キュレーター(国枝かつら)が展覧会をご案内します。
*申込不要、当日1階受付前にお集まりください。
◎飴屋法水×志賀理江子
2017年9月3日(日) 14:00-
飴屋法水(演出家・美術家・動物商)と志賀理江子が『キミは珍獣(ケダモノ)と暮らせるか?』について話します。
◎土田朋水×志賀理江子
2017年8月6日(日) 14:00-
土田朋水(編集者)と志賀理江子が「ビッグイシュー日本版」について話します。
◎竹内万里子×志賀理江子
2017年7月1日(土) 14:00-
竹内万里子(写真批評家)と志賀理江子が『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』について話します。
◎オープニングパーティー
2017年6月10日(土) 16:00-17:00
志賀理江子を囲んでオープニングパーティーを開催します。
◎いがらしみきお×志賀理江子
2017年6月10日(土) 14:00-
いがらしみきお(漫画家)と志賀理江子が『I【アイ】』について話します。
◎ブラインドデート・ライブラリー
2017年6月10日(土)-9月3日(日)
会期中無休
志賀理江子の制作スタジオ「スタジオ・パーラー」の本棚より、世界中から集められた本の数々を美術図書室に配架します。
◎写真家・志賀理江子のワークショップ開催・作品制作のための「弔い」に関するアンケートご協力のお願い
アンケートの募集期間:現在募集中〜2017年4月23日(日)必着
アンケートの募集は終了しました。ご協力いただき、ありがとうございました。
「志賀理江子 ブラインドデート」の出品作家である、志賀理江子さんが関連ワークショップ開催及び作品制作のためにアンケートのご協力をお願いしています。
皆さんのご回答が、会期中に行う関連ワークショップに反映されたり、ご回答をもとに志賀さんが新作を制作する可能性もあります。
是非ともご協力の程、お願いいたします。
ワークショップ情報
◎石拾い
2017年7月2日(日)
13:00~16:00
「志賀理江子 ブラインドデート」の出品作家である志賀理江子さんから作品の制作や今回の展覧会に関わるテーマである「弔い」についての話をきいた後、川へ石を拾いに行きます。
美術館に戻って、拾ってきた石を囲み、それぞれがなぜその石を拾ってきたのかなど話し合います。わたしたちはその石に何をみるのでしょうか。
※途中、屋外(土器川河原)での作業がありますのでご了承ください。
申し込み期間を終えたため、応募を締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。