MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

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1-5. 西條茜 作品名未定 2024年制作 撮影:来田猛

「第 1 回 MIMOCA EYE/ミモカアイ」大賞受賞記念 西條茜展 Akane Saijo

会期:2025年1月26日(日)-3月30日(日)
休館日:月曜日(2月24日は開館)、2月25日(火)
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)

主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
一般社団法人シガラキ・シェア・スタジオ、倉敷芸術科学大学、有限会社丸倍製陶、BLUM Los Angeles, Tokyo, New York

◎観覧料
一般950円(760円) 大学生650円(520円) 高校生以下または18才未満・丸亀市内に在住の65才以上・各種障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金
*同時開催企画展「猪熊弦一郎展 画業の礎-美校入学から渡仏まで」および常設展「猪熊弦一郎展(仮称)」観覧料含む

◎概要
若いアーティストが独自の才能をはばたかせる場として2022 年に始まった公募展「MIMOCA EYE / ミモカアイ」。その第1 回大賞受賞者である西條茜(1989- )の個展を開催します。
西條は陶を素材とした有機的な造形の作品を用いて鑑賞者が自他の身体へと意識を傾ける瞬間を作りだそうとしています。陶磁器の内部が空洞であることに身体との共通点を見出した西條は、近年、内臓を含む身体を想起させる造形とともに作品内部に息や声を吹き込むパフォーマンスで作品を身体とつなぎ、その拡張を試みてきました。本展では陶の作品のほか、制作において息を吹き込む過程のあるガラス作品も発表し、作品と身体との境界をさらに考察します。 また、手で直接粘土に触れ、その動きに応じて形を成し表面に手跡が残る陶芸を、西條は身体を実感し自身と世界とのコミュニケーションの実践と考えています。作品を介したパフォーマンスでは運搬という行為を新しく取り入れ、作品と身体、身体相互、さらに身体とそれを取り巻く環境はどのようなコミュニケーションを取り得るのかを探ります。

1-5. 西條茜 作品名未定 2024年制作 撮影:来田猛

【パフォーマー募集】
西條茜さんがパフォーマンスに参加してくださる方を募集されています。
詳しくはこちらをご覧ください。

西條茜

西條 茜(さいじょう あかね)
1989年生まれ。2014年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程工芸専攻陶磁器分野修了。2013年ロンドンロイヤルカレッジオブアートへ交換留学。2020年度京都市芸術文化特別奨励者認定者。近年は陶磁器の特徴ともいえる内部の空洞と表面の艶やかな質感から「身体性」をキーワードに、陶彫作品及びそれらに息や声を吹き込むパフォーマンスを発表している。一方で世界各地にある窯元などに滞在し、地元の伝説や史実に基づいた作品も制作している。主な展覧会に、「石川順惠、西條茜」(Blum/東京/2024)、「コレクションズ・ラリー 愛知県美術館・愛知県陶磁美術館 共同企画」(愛知県美術館/2024)、「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」(森美術館/東京/2023)、個展「文化村クリエイションvol.3西條茜「やまの満ち引き」」(なら歴史芸術文化村/2023)、「第1回 MIMOCA EYE / ミモカアイ」(丸⻲市猪熊弦一郎現代美術館/2022)、個展「Phantom Body」(アートコートギャラリー/大阪/2022)、「第4回 金沢・世界工芸トリエンナーレ企画展「越境する工芸」」(金沢21世紀美術館市民ギャラリー/2019)など。

企画展情報