MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

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MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
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2011年3月2日(水)ー 5月15日(日)
会期中無休
一年間にわたり一人のアーティストを4つの連続する展覧会によって紹介する画期的なプロジェクト「杉本博司 アートの起源」。その第2回展となる本展は、「建築」をテーマに焦点をあて、〈建築〉シリーズやインスタレーション《反重力構造》や《陰翳礼賛》など当館の建築空間を活かした作品群で構成されます。
杉本がいかに構造や空間を捉え作品へと昇華させてきたのか、本展はその手がかりを提示すると同時に、私たちにアートの起源、ひいては人間の意識の起源としての「建築」を問いかけるものとなることでしょう。 詳細

グッゲンハイム美術館、ニューヨーク 1997年
国立国際美術館蔵
© Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

2011年5月29日(日)-8月21日(日)
会期中無休
「杉本博司 アートの起源」第3弾は「歴史」です。京都服飾文化研究財団の収蔵品より20世紀以降の衣服を撮影した《スタイアライズド スカルプチャー》では、近代とは何であったかをたどります。また実在の人物を描いた肖像画をもとに作成された蝋人形を撮影しながら、まるで生きている人物を撮ったような《肖像写真》ほか、杉本の作品によってさまざまな歴史が繰り広げられます。圧倒的な現実感を持つ写真が提示する歴史を追ううちに、見る人は歴史と写真の関わりについて思いを巡らせ、さらに歴史とは何か、どのように人類の発展に寄与したかについても考えることとなるでしょう。 詳細

ペルミア紀 1992年
© Hiroshi Sugimoto / Cortesy of Gallery Koyanagi

2011年8月28日(日)−11月6日(日)
会期中無休
1年間続いてきたプロジェクトの最終展。“今、読めない先を見るためには、振り返らなければならない時がきたのだ。”と語る杉本がアートの起源へと遡り、さらに人間の意識の起源を辿るべく、最後に選んだテーマは「宗教」です。《仏の海》や新作《海景五輪塔》など、新たな展示方法による写真作品や初公開となるインスタレーションを中心に構成されます。杉本芸術の真髄を存分にご堪能いただけると同時に、アートと宗教がいかに結びついてきたのかを考え、その始原に思いを巡らせていただけることでしょう。 詳細

カリブ海、ジャマイカ 1980年
© Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

2011年11月7日(月)−2012年2月3日(金)
空調設備等の改修工事のため休館します。 詳細
2012年2月4日(土)−3月4日(日)
会期中無休
MIMOCAが所蔵する約2万点の猪熊弦一郎作品のなかから、紙に描かれた作品群を一挙公開します。カンヴァスや板のような支持体に比べて、紙は概して入手しやすくサイズも手ごろで気軽に利用できるため、ひらめきをそのまま描きとめたりアイデアを次々に試みたりと、画家の思考や制作の過程がより端的に感じられる構えのない率直な表現を見ることができます。描き込んだ画紙作品から、さっと鉛筆を走らせたメモ帳のスケッチまで、初公開を多数含み、紙ならではの猪熊表現の魅力をご紹介します。 詳細

《美しき雑音》 1980年
©公益財団法人ミモカ美術振興財団

2012年3月18日(日)−7月1日(日)
会期中無休
ドイツ、ベルリンを拠点に活動し、現在、世界から注目を集めている塩田千春の展覧会を開催します。塩田はこれまで物に込められた人々の記憶、不在ゆえに強く感じる存在の感覚、怒りや不安といった感情に正面から向き合い、作品に展開してきました。生活を送るうえで自身が感じる引っ掛かりを突き詰めた結果、制作される作品は、作家個人の思いを超えて見る者の感情を奥深くから揺さぶります。本展では、近年、新たに取り組んでいる他者との関係における「壁」をテーマにした作品や、瀬戸内に面する都市という当館の立地条件に触発された船を使ったインスタレーションなどを出品予定。塩田の現在をご紹介します。 詳細

《不在との対話》2012年
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館でのインスタレーション
©Chiharu Shiota
photo by Sunhi Mang