中・高生向けワークショップ 「大竹伸朗展 ニューニュー」関連 ニューニューニュー NEWNEWNEW
現在開催中の企画展「大竹伸朗展 ニューニュー」に関連して、出品作家の大竹伸朗さんを講師に招いてワークショップを開催します。
本ワークショップで行う詳しい内容については、参加者に当日お伝え致します。参加者には以下の持ち物をご持参いただきます。
【持ち物】
1. 自分の好きな印刷物で、切ったり貼ったりして構わないもの(例:自分の興味のあるものや気になるものが印刷されている雑誌、新聞の切り抜き、ポスター、写真、チラシなど。その他、好きな手触りや質感の紙きれ、シール、ステッカー、ラベル、タグ、テープなど)
2. 昼食と飲物
*当日ワークショップで完成したものは、お持ち帰りできます。
*本ワークショップでは会場全体を使用し、見学用のスペースをお取りすることができません。会場前にモニターを設置し、ワークショップの模様を中継いたしますので、付き添い・見学ご希望の方は映像をご覧ください。
日時:2013年9月23日(月・祝) 10:30-15:00(途中休憩1時間を含む)
場所:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 2階造形スタジオ
講師:大竹伸朗(出品作家)
対象:中・高生
定員:30名
参加料:無料
申込:必要
申込締め切り:9月12日(木) 必着
*申込受付は終了しました
応募者数:58名
参加者数:43名
見学者数:23名
主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
◎材料・道具
参加者が持参した印刷物・紙類、大竹氏が持参したドローイング・印刷物、ワークショップのチラシ、参考図版、定規、はさみ、カッター、千枚遠し、画鋲、糸、紐、カッターマット、ホッチキス、のり、ボンド、油性ペン、「ニューニューニュー」ラベル、閲覧用図録
◎レポート
【1】
まずは講師の大竹伸朗さんから、自身や作品について、そして中学生・高校生の頃から現在までの経験談など貴重なお話が。皆さん、少し緊張した表情で、でも真剣に耳を傾けていました。(画像1)
【2】
大竹さんからのお話が終わり、いよいよ作業開始。実はこのワークショップでは、大竹さんのアイディアで「何をつくるかは当日まで内緒」ということにしていたので、ここで初めて「豆スクラッブブック」をつくるということが明かされました。作り方については、大竹さんがレクチャーしてくださいました。(画像2)
【3】
当日、参加者の皆さんに持って来ていただいていた「自分の好きな印刷物」。新聞の折り込み広告や、古本、雑誌の切り抜き、中にはなんとテストの答案用紙を持って来た方もいました。それらを、一定のサイズ(A7サイズ:縦74mm×横105mm)に好きなだけ切っていきます。(画像3)
【4】
切ったものを半分に折って、重ねていくと徐々に豆スクラップブックの姿ができてきました。参加者の皆さんがどんなページをつくっているのか、大竹さんもゆっくり歩いて見て廻っていました。大竹さんは皆さんのつくっているページを手に取って話をしたり、参加者の方からも大竹さんに作り方の相談をしたり、だんだん打ち解けてきている様子が伝わってきました。(画像4)
【5】
ここで、サプライズとして、大竹さんが描いて持って来てくださったドローイングや、大竹さんの作品に度々登場するヤレ(印刷物の製造や加工の段階で生じた損紙で、通常は廃棄処分されるもの)を皆さんのつくっているページと同じ大きさに切り、一人につき数ページずつ配られました。(おまけで「しおり」までつけてくださっていました!)大竹さんにもらったページを、皆さん自分のつくっている豆スクラップブックの好きなところに挟み込んでいきます。(画像5)
【6】
ページの束ができたら、いよいよ穴をあけて糸で綴じ、製本していきます。綴じ方は自由。皆さんとても器用な手つきで、上手に綴じていっていました。1冊に綴じきれずに2冊つくる方や、函をつくる方もいました。仕上げに表紙・背表紙をつけて、しっかりしたスクラップブックにします。(画像6)
【7】
豆スクラップブックが出来たところで、本のサイズに合わせてあらかじめつくってあった小さな「ニューニューニュー」ラベルが配られました。このラベルを、奥付として本の好きなところに貼り、それぞれ自分の名前を記入します。そしてここで、皆さんの名前の横に大竹さんのサインを入れてもらうという行程が入りました。これで、自分のページと大竹さんのページが混ざった、新しい豆スクラップブックが完成です。(画像7.8.9)
【8】
最後は、大竹さんから皆さんへのメッセージがあり、締めくくりには、最後のサプライズとして、なんと大竹さん自らオリジナル缶バッヂと書籍を一人一人に手渡しでひとつずつ進呈してくださいました!(画像10)