芸術作品と言われるものを見ている時に「作家は何を考え、どのように見てほしい |
の?」「この作家はどういった人なのだろう?」という思いが浮かんだことはないで |
しょうか。自分なりにいろいろ感じ、考えた末、「本当はどうなのだろう?」という疑 |
問が再び頭をもたげてくることもよくあることです。 |
ここでは13人12組の芸術家たちが『ニューヨーク・タイムズ』の美術欄を担当する評 |
論家とともに美術館を訪れ、自分の心惹かれる作品について自由に語ります。彼ら |
は多様な作品を鑑賞の対象として選び、独自の視点で驚くほど大胆かつ繊細に批 |
評するのです。また彼らが語る言葉は彼ら自身を浮かび上がらせ、つくる作品をど |
のように考えているかを隠しようもなく表しています。 |
作品は自由に楽しむ。しかし時に芸術家が語る言葉に耳を傾け、その人個人や芸 |
術の楽しみ方を感じて再び興味を持った作品を見る。この繰り返しで芸術天国へと |
導かれてみるのはいかがでしょう? |